SEOのアップデートによる圏外移行の件2

ご質問について回答致します。

■パンペンアップデートなどあったのでしょうか?

6月6日にアップデートはありませんでしたが5月22日(日本では23日)にアップデートが行われました。このアップデートは以前のアップデートと違い、大きな変動はありませんでした。しかしながらコンテンツ内容の薄いアフィリエイトサイトや、低品質のリンクでのSEO対策(無料のディレクトリ登録、自動リンク貼り付けツール、無料ブログの自社所有のサテライトサイトからのリンク)などを行っていたサイトはかなり順位が下落したと感じております。私が運営しているSEO被リンクサービスの問い合わせフォームより22日を過ぎてから「順位が下がってしまった」「圏外になった」「ウェブマスターツールで不自然なリンクがあると通知がきた」という相談が増えると同時にお申し込みが急増致しました。
一部ECサイトからも依頼が来ましたが、多くはアフィリエイトサイトでした。

■ネガティブSEOではないですよね。これは落としたいサイトのリンクをアダルトサイトなどに張ることでしょうか?
被リンクもSEO上マイナスになるような事はあるのでしょうか?

御社サイトのウェブマスターツールで覚えのないリンク先があり、そのリンク先が怪しげなサイト、アダルトサイトなどの場合ネガティブSEOを他社にかけられた可能性も否定できません。アダルトサイト、アフィリエイトサイト(特に健康系、金融、クレジットカード、看護師求人、ギャンブル)、SEO業界、などはライバル会社のサイトに質の良くないリンクを一気に張り付けるネガティブSEOというものが見受けられる傾向にあります。グーグルではそれらの行為は見破ることができると言っていますが見破れていないように感じております。被リンクでもSEO上マイナスになるようなことは十分あり得ます。
例えば質の低いサイト(コンテンツがない、マルウェアがある、自動被リンクツール、無料のリンク集)からリンクを受けるとSEO上マイナスになる可能性は十分にあります。

■タイトルをころころ変えるとWEBスパムと聞いたのですが、コンテンツの場所もころころ代えるとWEBスパムになるのでしょうか?

タイトル変更をすると一時的に順位は下がってしまいます。ただし通常であれば数日でもとの順位にもどります。(タイトルの付け方もSEOに関係してきますので、以前のタイトルの付け方の方がSEO上有利であったならば順位は下がりますし、以前よりもタイトルの付け方がSEO上望ましければ順位があがる可能性もありますが)
タイトル変更やコンテンツの場所の変更などWEB上ではよくあることなので、それだけでスパムとは判断されません。しかしながら毎日のように、毎週のようにタイトルを変更することは「利用者の立場にたった時」に望ましい行為ではありませんのでグーグルの評価は下がることが考えられます。
グーグルは検索エンジンで正当な評価をし、有益な情報が掲載されているサイトの順位が上がれば、利用者にも有益な情報を提供できるようになります。利用者に有益な情報を提供できるようになれば、利用者はグーグルを一層利用することになりますので、広告をクリックしたり、Gメールを利用したり、グーグル+を利用したりし、グーグルの収益が上がります。そういった意味で、「やみくもに」タイトルが変わったから順位を落とすというようなことはしませんが、そのタイトル変更が尋常なほど変化するものであれば利用者には不利益が生じる可能性が出てきますので、スパムに扱いされる可能性は出てきます。

■安定していた5から91というあまりに急激な変化だったので、
パンギンアップデートにひっかかったかWEBスパムと思われたか、ネガティブSEOかと思ったのですが、違うのですかね?
少しづつ下がったなら他も考えたのですがあまりに急激すぎませんか?

順位の下がり方が急激すぎます。経験上スパム扱いされている可能性がありますが、91位でとどまっているのならアップデートの影響を受けて、低品質のリンクの価値が削除されただけですので、これからは高品質の被リンクなどでSEOを行っていくことで順位は上がると予測されます。高品質のリンクとはディレクトリ登録や信頼できる被リンクサービスなどです。(被リンクはグーグルが禁止しておりますが、私が確認しているもので3つほど効果のあるサービスは存在します。)
ですが昨日91位に一気に下がったということは本日もっと順位は下がっていませんか?もし91位から再度ガクンと下がっている、もしくは圏外にいっているというのならウェブマスターツールで報告がこなくてもスパム扱いされたということです。

■WEBマスターツールには特にメッセージはありません。

WEBマスターツールにメッセージがこなくてもスパム扱いされているということは良くあります。むしろメッセージが来ればスパム扱いされたと分かりますので対応策が分かります。最近の傾向では不自然な被リンクが見受けられますというメッセージが良く来ていると感じております。特に5月下旬から今にかけてです。
おととしの11月頃は「コンテンツの品質に問題がある」というメッセージが多く見受けられていました。その後コンテンツの品質に問題アリというメッセージは来なくなりましたが、メッセージが来なくても品質の問題で圏外に飛ばされたサイトは数多くありました。このころより「SEOは内部対策が重要だ」という風潮が世間で騒がれ始めました。
なぜなら下記のような流れでスパム扱いされる傾向になり始めたからです。
1、サイトを作成する
2、被リンクサービスなどのSEOの外部対策を行う
3、上位表示される
4、上位表示されたアフィリエイトサイトなどコンテンツ内容の低いサイトが圏外に飛ばされる
※この時点で「サイトの品質に問題があり」というメッセージがこない

上記の流れでスパム扱いされたためコンテンツの問題なのに、上位表示されてから圏外に飛ばされ、かつウェブマスターツールでメッセージが来なかったので外部リンクがダメだったのだと皆さん誤認識されたようです。その後下記のような流れになりました。

5、アフィリエイターが外部リンクは意味がない!と騒ぎ始める
6、この流れを受けて検証不足のコンサルタントや情報起業家がSEOの内部対策の書籍やデータ商材を出し始める
7、風潮が内部対策に傾倒している状態なので内部対策の情報商材を紹介するとアフィリエイト収益が出る
8、様々なアフィリエイターが内部対策の重要性を叫び始めSEO内部対策の商材を紹介する

ウェブマスターツールではメッセージが来る時と来ない時があります。メッセージが来ない場合もどのような理由でスパム扱いされたのかきちんと検証しなければ、現在の風潮のように偏った情報に流されてしまう傾向があります。

■どうすれば戻せるのでしょうか?
サイト内コンテンツの品質に問題ある場合はコンテンツ内容を増やすことが必須です。特にアフィリエイトサイトは他社商品を紹介している傾向にあります。他社商品の特徴や価格などを記載していると思います。しかしながら他社商品の特徴や価格は、他社商品が販売されている公式サイトに行けば分かります。アフィリエイトサイトと公式サイトの内容が似ているため利用者にとってアフィリエイトサイトの存在意義はありません。
しかしながら、口コミや体験談、使い方、使ってみた感想、など御社自身しか知りえない情報をどんどん公開すればグーグルは認めてくれます。体験談等も他のアフィリエイトサイトと酷似しているような場合はグーグルは認めずに圏外に飛ばされたままとなります。

不自然なリンクが発見されたという場合はウェブマスターツールで身に覚えのないリンクをどんどんグーグルに提出するようにしましょう。また無料のディレクトリ登録、被リンクツールなどを利用した覚えがあるのならこれらのリンクも提出するようにしましょう。「身に覚えのないサイト」として提出し、それがグーグルの行っている「不自然なリンク」と一致すればスパムは解除されます。解除されますが、提出したサイトからのリンクは無効になりますので、直ちに順位が回復することはありません。再度外部リンクが必要になります。

■最後に
SEOは内部対策と外部対策のバランスが大事です。私は外部リンク等のサービスを提供しているので外部対策の有益性をよく知っています。お申込みいただいた企業様のサイトを見ていると上位に表示されているからです。

しかしながら内部対策の重要性も知っています。それは昨年の11月に自社が所有している2つのサイトがコンテンツの品質に問題があるということで圏外になってしまったからです。また内部対策としてサイトタイトルやキーワード、ディスクリプション、h1タグ、キーワード比率、文字数、サイト内リンクなどをキチンとすれば順位があがることも知っています。

SEOの内部対策は基礎の基礎です。これらをきちんと行えば外部対策(被リンクサービスなどの利用)で大きく飛躍します。
SEOの外部対策は攻撃的なSEO対策です。10位以内に入れるにはディレクトリ登録をはじめ、信頼できる被リンクサービスなどを利用しなければなかなか上位表示されません。もちろん被リンクサービスはグーグルが禁止しているのでスパム扱いされる可能性は少なからずあります。もし御社がナチュラルリンクだけで5年後には1位を目指すんだ!というのであれば外部対策など必要ありません。しかし1カ月~半年以内に上位を目指したいというのであれば慎重かつ真剣に考えなければならないものです。
そしてサイトのコンテンツは上位表示されたサイトを維持するものです。コンテンツに魅力がなければグーグルに嫌われます。そして利用者にも有益でありません。

サイトはあくまでも利用者にとって有益な情報を提供するものであり、有益な商品やサービスを提供するための情報発信であります。所有者がアフィリエイト収益や広告収益を得るものでありません。そのような立場にたってサイト運営をしていけば自ずとグーグルの方針に近くなり圏外に飛ばされることはなくなります。

以上、長くなりましたがご参考になれば幸いです。

株式会社Smartaleck
大阪のSEOコンサルタント
河井